2015年10月23日 院長ブログ
天下一の茶人
木曜日に往診の後、熱田神宮宝物館で古田織部の個展を見てきた
織部は元々武将であったが、千利休に弟子入りし、千利休が大成させた茶道(侘び茶)を継承しつつ、
千利休に「人と違うことをしろ」という教えから,
千利休の侘び茶とはだいぶ趣向が異なる大胆かつ自由な気風(武家茶)を好み、
茶器製作・建築・庭園作庭などにわたって「織部好み」と呼ばれる一大流行を安土桃山にもたらした人物
正直茶道の世界は全く知らないので織部焼を見ても凄いのかどうかはわからない(笑)
織部焼はロクロで成形した後にわざと凹みを作ったような茶碗が多く、使いやすいのか疑問でしょうがない(笑)
ただ、使いやすさは置いといて、千利休と違い多くの作品に桃山時代特有の「傾く(かぶく)」という事と、外国から伝わった風土が表現されており、わざと凹ませたり独特なデザインも納得できた
作品の良し悪しは自分にはわからないが、織部の時代や常識を変え、天下一の茶人とまで言われるようになった勢いを作品から感じる事ができたので大満足
熱田神宮では月ごとに色々と展示品が変わるので、これからもどんどん本物に触れていきたいと思う
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