2015年12月18日 院長ブログ
師匠の存在
木曜日、師匠の鍼灸院に勉強させていただきに奈良まで行ってきた
内弟子時代の3年間を師匠の鍼灸院に住み込み、慣れ親しんだつもりではいるが、卒業してから来るたびに玄関前で内弟子時代に味わった事がないような緊張をするようになった
卒業してからの方が師匠の凄さが痛いほど自分に突き刺さる
診療を見させていただく中で師匠が
「臨床を50年もやってるとな、どんな病気でも大体良くさせられるな」
とおっしゃった
ただ単に50年やったというわけではない
日本の鍼灸界を一本の鍼で変えていき、数々の難病を治療し、治せなかったものをとことん考察し、次にくる患者さんを治していく
逃げない、常に正面突破の50年
そういう師匠の言葉だからこそ重みがある
そんな師匠を3年間近くにいさせていただけた事に感謝
たくさんの奇跡を見る事ができたし、鍼灸の可能性を自分が勝手に狭くしていたのに気づく事ができた
「東洋医学は真に医療である」
その言葉を実際の臨床を持って私に示してくれた
師匠と弟子という関係を経験する鍼灸師は少ないけども、ずっと一緒にいたからこそ今の自分がある
鍼灸をしているから東洋医学だと根本的に考え方が間違っている鍼灸師が多い中、
真の東洋医学、医学・医療としての鍼灸を教えていただいた事に感謝しかない
今の内弟子、次の内弟子にも「感謝」の気持ちを常に忘れずに頑張っていただきたい
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