2015年12月15日  院長ブログ

アンガーマネージメント

月と紅葉

月と紅葉

 

先日、面白い言葉が耳に残った

 

「アンガーマネージメント」

 

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)ための心理教育

 

アメリカでは、ビジネスパーソン、政治家、弁護士、医師、スポーツ選手、俳優や、職業にとらわれず、実に様々な人達が技術を取得し、「アンガーマネジメント」をしているそうだ

 

アンガーマネジメントは精神論でも自己啓発でもなく、知識と技術を組み合わせた「スキル」であり、企業などが研修に取り入れ始めている

 

岡山の中学校でも教育方法の一環として試みているそうだ

 

様々なレベルの講習があるが、簡単にできるマネージメントとして

・イライラを点数化する

・イライラを書き出す

・イライラに優先順位をつける

・いろいろな価値観を楽しむ⇨他の人の価値観を受け入れる

・魔法の呪文を準備する⇨「大丈夫」「降りやまなかった雨なんてない」etc

・呼吸を大きくゆっくりにする

・イライラに対し、対処法などの計画・準備をしておく

・白黒つけない

・80点で満足する

・何でも褒めてみる

・その場を離れる

・気分転換できるものを用意する

・過去と未来を考えない

・他の人と比較しない

・理想の人を見つけて真似をする

・嬉しかったこと、楽しかったことを書く

・成功体験を思い出す

・体調を管理する

 

などが挙げられる

 

これ、全部しようと思ったらそれでイライラしそう・・・

 

怒りというのは外的刺激に対しての生理的反応なので、怒りの感情が涌いた時に故意に止めるのは身体にも良くないが、東洋医学では一番の問題は怒りの感情が心の中にいつまでも残ることと考える

 

また身体が悲鳴をあげているときは少しの刺激が怒りを誘発させてしまう

 

ただ心の中でいつまでも発生した怒りにこだわって過ごさないように自分なりの対処法をいくつか持っていることは心の余裕にもつながる

 

また鍼灸治療を続けていき身体を整えていくと患者さんが、「小さなことでイライラしなくなった」という感想を持つことが多いのは上記リストの中でも「体調を整えることの大切さ」を表している

心を蔵している身体に余裕が出来れば、自ずと心にも余裕ができる

 

鍼灸で身体を変えることで心まで変わっていくのはおもしろい

 

  

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