2016年04月18日  院長ブログ

動物はおもしろい

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数年前、師匠の元で鍼灸を本格的に勉強することになってから、体表観察の練習をする際、タッチの仕方が上手い人、下手な人とたくさんの方と練習してきた

 

下手くそな人に触られるとそれだけで不快で逃げたくなるし、敏感な人だと気持ち悪くなる

 

逆に上手い人に触られるとそれだけでも治っていくような感覚になるし、ずっと触っていてほしくなる

 

どの先輩からも上手い人は患者の身体・皮膚に手を合わせられることと教わった

 

手が硬く身体の曲線や皮膚の弾力に手を合わせられず抵抗してしまうと不快に感じる

 

その原因は練習不足で手が出来ていないこともあるだろうけど、術者側の心の緊張が多いとのこと

 

沢山情報を身体から得ようとか、軽い触り方をしないととかいう邪念が術者の手を緊張させる

 

見よう見ようと意気込む邪念を捨て柔らかい手で患者さんに自然と触れた方が情報が入ってくる

 

最初はそういう邪念をどのように捨てたらいいのかわからず、捨てようと思う事が既に邪念と指摘され困惑していた

 

しかし何年か練習していく中で自然と手が動くようになっていくと上手く触ろうなどの邪念は消えていった

 

いつも自分の気づかない癖を気づかせてくれる師匠や先輩に感謝

 

また最近は動物を触っていると、いかに触り方が大事かを感じる

 

動物は人間のように我慢しない

 

心地いい触れ方ならリラックスし、不快な触り方ならすぐ逃げていく

 

人間より難しいのかも

 

  

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