2015年10月28日  院長ブログ

睡眠について

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人間の睡眠と覚醒との交替の循環は、人間の生命活動における最も顕著なリズムの一つである

 

日々患者さんを診ていく中で気になるのは、病気を抱える多くの患者さんは睡眠にも問題が起こっている事が多いということ

 

病院に行き睡眠導入剤などを処方され、服薬して眠っているが疲れが今ひとつ取れず、しかし眠れないともっと不調になりそうで薬をやめる事ができないという循環

 

薬を使ってなくても浅眠で少しの物音で起きてしまう方も多い

 

『霊枢・寒熱病篇』に「陽気盛んであれば目はパッチリと開き、陰気盛んであれば瞼は重くなって閉じる」とある

 

角度を変えて考えると、人体の陰陽が崩れると、睡眠の異常をもたらすということが言える

 

面白いことに鍼灸治療を続けていくと、治っていく課程の途中で、多くの方が夜に深い眠りにつけるようになる

 

家で薬を飲んでも2〜3時間しか眠れない人が鍼を刺している間、起こしてもなかなか起きないくらい深い眠りにつくこともある

 

これはまさに陰陽が整ってきている証拠である

 

 

 

  

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