2015年09月29日  院長ブログ

アナザースカイ

金曜の夜中は毎週アナザースカイという番組を録画している

 

アナザースカイという「海外にある第2の故郷」、「憧れの地」をテーマにトークが進められる。

 

憧れの地という意味で行ったこともない国をアナザースカイといい紹介する週はとても退屈で

アイドルが「アナザースカイ、ハワイです」なんて言おうものならすぐ録画削除してしまう(笑)

 

 

バラエティタレントやアイドルの時は興味はないが、たまにドン小西や世界的なデザイナーの森田恭通や安藤忠雄など世界を相手に仕事をしていた人の会は本当にその人の思いがこもった地を紹介するので見ていて惹きつけられる

 

先日の放送は六代目・三遊亭円楽(初名は楽太郎)

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20代から笑点に出演し、現在も落語会や独演会を年間300以上開催している

そんな円楽さんのアナザースカイはハワイ

28年前にコンドミニアムを購入し、50回以上行っている

ただ彼のハワイでの過ごし方は他の芸能人と全く違った

 

とにかくのんびりして何もしない

 

ヒゲも剃らずビーチでゴザを敷きずーーっと寝ている、

プールで少し泳いだと思ったら、酒を呑みまた寝る

だがこの理由に心底共感した

 

緩めるために来ている

 

たった一人、高座に上がり話芸だけで観客を笑いの世界へ引き込む落語家という職業は

緊張の糸が張りっぱなし

それに加え、落語家にはゴールがない

ゴールがないから、落語をする時には今でも「上手くなりたい」「もっと笑わせたい」

と欲が出て力むという

あくなき欲求が成長させてくれる

 

ただネジはずっと巻いていると疲れちゃう、いつかプツッと切れちゃうよ

いっぱいいっぱいネジを巻いて頑張ったご褒美にワッと緩めると、また次のネジが巻きやすいよ

 

と考え、ハワイに来た時は何もしないと決めているそうだ

 

病気を発症する理由の一つにネジの巻きすぎが大いに関係することは患者さんに、いつも気づいてもらいたい大事なことだがなかなか伝わらないことも多い

 

落語家の巨匠が言うとなぜか心に抵抗なく入っていく

 

単に技ではなく言葉に魂を乗せて話すのがうまい

 

さらに実践している人の言葉はズシンと心に響いてイイ

 

 

 

  

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