2015年09月25日  院長ブログ

死と向き合った時に見えるもの

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24日に女優・川島なお美さんが胆管がんの為亡くなった

 

先日テレビ出演した際、痩せ細った姿と顔に光沢がないのを見て心配していた

 

川島さんは昨年1月に肝内胆管がんの腹腔鏡手術を受け成功したが完治には至らなかった

 

また、最後まで抗癌剤治療を拒否していたそうだ

 

手術前、遺書を書き

 

死を意識すると、愛するもの、生きることがクッキリ見えてくる」と言ったそうだ

 

人は勝手なもので、健康でいる時には「今、生きているという」実感は湧いてこない

 

本当に大事なものも見落としがちで、失った時にその場その場で後悔はするだろうが

 

忘れてまた同じ過ちを繰り返す

 

夢や希望を語るのも健康であることが大前提ということも意識はしない

 

 

鍼灸師の中でも真剣に医療として鍼灸を捉え努力している人には西洋医学においての難病と呼ばれる病に悩む患者さんが自然と集まる

 

西洋医学で難病と言われても鍼灸ではスンナリ治るものもある

 

けれど、受診するのが遅いが為に治らない段階まで入ってしまった人を修行時代何人もみてきた

 

多くの方が、最初は痛みや苦しみから笑顔は出せないが、

 

鍼灸治療により痛みや苦しみから解放されると

 

人が変わったように、何か悟ったように優しくなる

 

きっとそれが本来のその方の人格なんだろう

 

痛みなどから解放されると心穏やかに死と向き合うことができ、また受け入れることができるのだろう

 

難病を見るに当たって師匠から「相当の覚悟がないとできないぞ」と言われたのを思い出した

 

覚悟をもった治療家を日々志す

 

鍼灸が患者さんにできることの枠が本当に広いと感じる

 

 

 

 

 

 

  

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