2016年02月16日  院長ブログ

言葉の重み

 

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ブルーデージー

 

施術者の言葉というのは時に患者さんの心に深く残る

 

その言葉が病を治すのに良い方向へ働く場合もあるし、その言葉が原因で病を悪化させることもある

 

病を悪化させなくても施術者に対しての信頼を一瞬で壊してしまうことだってある

 

身体をよくしようと思って言った言葉も言い方次第で患者さんは

「この人は自分のことをよく考えてくれている」と捉えるか、「私のこと何もわかってないのに口うるさい」と捉えるかが変わる

 

だから治療者は言葉の持つ重みに気づかなければいけない

 

優しい言葉だけをかけてもダメだし、アレはダメ、これはダメと制限ばかりするのも患者さんにとっては苦痛だろう

 

簡単に「治らない」と心ない言葉をかけられ、治ろうとする意志を失ってしまっている患者さんもいる

 

最近思うのは、患者さんの事をどれだけ理解しようと思いながら言葉にするかで伝わり方も変わってくるのかなと

 

修行時代よく言われた「病を見る前に人を見よ、人を見る前にその周辺を見よ」という言葉を思い出す

 

いくら身体にいいアドバイスでも、その人を取り巻く環境を理解した上で話さないといけない

 

そうでなければ、ただ自分の知識をばら撒いているだけになりかねない

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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